用紙サイズの雑学! A4とB4の違いは?歴史や成り立ち
日常生活にあふれる印刷物は、規格サイズに合わせて作られています。大きさは違いますが、A4でもB4でも共通点が見つかります。縦横の比率が美しい白銀比で作られていることにお気づきでしたか。用紙サイズの歴史や成り立ちを見ていきましょう。
■黄金比と白銀比
街で見かけるポスターや、会社の書類でよく使うA4コピーなど、どの用紙サイズでも、縦横の比率のバランスに美しさを感じませんか。
ヒトが見た目に美しさを感じる比率に黄金比(1:1,618)と日本で生まれた大和比とも呼ばれる白銀比(=1:1.414)というものがあります。
黄金比を採用しているものでは、Apple社のロゴが有名ですが、パルテノン神殿、モナリザ、ピラミッドなどが挙げられます。
白銀比は、法隆寺、五重塔などに採用さています。また、ドラえもん、アンパンマンなど人気キャラクターの多くが、白銀比です。ちなみに、Googleのロゴと検索窓までの比率も白銀比。
■印刷物が白銀比の理由とは
黄金比と白銀比の2つの美しい比率があることが分かりましたが、用紙サイズは白銀比を採用しています。
それは、なぜでしょうか。
まず、黄金比で印刷物を作った場合は、どうなるのでしょうか。
数学的なことは置いておいて、半分にするとすぐに分かります。
タテヨコの比率が変わってしまうのです。
これでは、印刷物としては使い物にはなりません。それぞれのサイズの紙を用意する必要がでてきます。
しかし、白銀比では、ご承知の通り、A4を半分にしたA5でも、B4を倍にしたB3でもタテヨコの比率は同じです。
裁断によるロスをなくすことができます。
どちらも美しい比率ですが、工業的には白銀比の方の都合がいいのです。
・A判サイズの由来
19世紀末にドイツの物理学者であるオズワルド氏によって提案された規格サイズ。A判は国際的な用紙サイズ規格。
・B判サイズの由来
日本で採用されている、B判は日本独自の規格です。美濃和紙(美濃判)が元です。美濃和紙とは、もともと岐阜県美濃市(尾張藩)で流通していたサイズの紙です。徳川家康の采配を書き記し、関ヶ原の戦いに勝利したことで、縁起のいい和紙として幕府御用紙として使われ、それが国内に広く流通していたことが由来です。
■C判サイズとは?
よく聞くA判とB判サイズとは別規格に封筒に採用されているC判があります。C4(角形20号と同じサイズ)でA4を折らずに、そのまま入れることができます。
A列、B列、C列のほかに、紙の寸法は、AB判、ハトロン判、菊判、菊倍判、重箱版、四六判、三五判、B40判、八折判、マガジンサイズ、H-L判、ポケットブック版、封筒には、角形(かくがた)、長形(なががた)、洋形(ようがた)、東京形、東京3号、ビッグ(1・2・3)、名刺入封筒(9・13・16)、プリペイド封筒(S・L)、国際A4があります。
■用紙サイズ一覧表
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