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2018年8月25日
■展示パネル印刷 パネルDo! 印刷雑学 文字の大きさを表す単位
印刷業界では、様々な単位を表す言葉が使われています。データの大きさを表す、G(ギガ)mb(メガバイト)、写真の解像度・大きさを表す、ピクセル、dpi、紙の大きさを表す、菊判、四六判などいろいろな単位の言葉が使われます。そして今回は文字を表す単位、pt(ポイント)、Q(級)のお話です。
まず、「級」という日本独自の単位ですが、これは上記にも書きましたが「Q(キュー)」が正しい呼び方です。1級は1mmの1/4、つまり0.25mmを表しており、quarterの頭文字「Q」からきています。なんと日本独自の単位ですが、漢字の「級」は当て字です。「級」と同じ日本独自の単位に、H「歯」というのがあります。これは今やあまり使われませんが、行や文字送りのために使われる単位です。これも1H「歯」は0.25mmを表しており、写植時代に文字送りの際に使った歯から来ているそうです。こちらは日本語の「は」が正しく、元来「歯」だったのが、「Q(級)」に合わせて、「H(歯)」という表記になりました。
そしてpt(ポイント)ですが、1pt≒0.35mmで、1pt=1/72inch 0.3527777...mmのことを指します。この単位は今や、フォントのサイズ、行間、行送りだけではなく、広く使われている長さの単位です。現在のDTPのソフトウェア(アプリ)の世界では、DTPポイントととも呼ばれています。
このように、メートル法の「級」とヤード・ポンド法の「pt」ですが、現在のPCによるDTPの時代ですと、あきらかに「pt」のほうが馴染みが深くなっています。ただよくみると、アプリケーションのaiの単位にはQ「級」、H「歯」という単位も選べるようになっています。
下記に参考までに、pt・Q「級」・mmの関係を表にしました。
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